JT65/FT8/FT4 国内周波数
JT65に引き続き、2017年中ごろから人気急上昇中のデジタルモード“FT8”、あちらこちらで話題になっていて、もう「それが何だか」は説明の余地はないようです。FT4も海外を中心に盛んに運用されています。
以下は主なWSJT系の各モード別に使われている周波数を国内交信に着目してリストアップしたものです(備忘録を兼ねています、hi)。
(参考)JT65/FT8/FT4運用周波数メモ (すべてUSBモードで運用)2023年11月19日現在の情報です。
1.838MHz JT65
1.840MHz FT8 (海外オープン時は国内交信は配慮)
1.909MHz FT8/FT4 かつての国内交信用周波数(運用局減少傾向)
3.531MHz JT65/FT8/FT4 国内交信
3.570MHz JT65 海外交信
3.573MHz※ FT8 海外交信
3.575MHz FT4
7.041MHz JT65/FT8/FT4 国内交信
7.0475MHz※ FT4 海外交信
7.074MHz※ FT8 海外交信
7.076MHz※ JT65 海外交信
10.136MHz FT8
10.138MHz JT65
10.140MHz FT4
14.074MHz FT8
14.076MHz JT65
14.080MHz FT4
18.100MHz FT8
18.102MHz JT65
18.104MHz FT4
21.074MHz FT8
21.076MHz JT65
24.915MHz FT8
24.917MHz JT65
24.919MHz FT4
28.074MHz FT8
28.076MHz JT65
28.180MHz FT4
50.276MHz JT65
50.313MHz FT8
50.318MHz FT4
50.323MHz※ FT8 大陸が異なる海外との交信用、日本×アジアはNG
144.120MHz※ JT65 海外向け(SSBとの混信に注意)
144.140MHz※ FT4 海外向け(SSBとの混信に注意)
144.174MHz※ FT8 海外向け(SSBへの混信に注意)
144.460MHz JT65/FT8/FT4 日本・近隣国
430.510MHz JT65/FT8/FT4 日本
1296.60MHz JT65/FT8/FT4 日本
※ 印が付いている周波数での国内局同士の交信はお勧めできません
★ 参考情報:2023年11月現在
〇 移動運用局のコールサインについて
WSJT-X JTDXソフトウェアにおいて、いわゆる移動局のコールサイン([コールサイン/移動エリア] で記述する場合)は /P にセットしないと「/」付きコールサイン局同士の交信ができません。
移動する局において常置場所以外で運用する場合、[コールサイン/移動エリア]というコールサイン表記で運用したい場合、 JA1QSY/P などのように /P を付したコールサインでの運用が適するようです。運用場所はCQを出す合間や73やRR73を送った後などにフリーテキストで「JA1QSY/1 C100106」などのようにJCC/JCG番号で送ると良いと思われます(詳細:CQ ham radio 2019年4月号 p.181)。
/P 付きコールサインはLoTWではコールサイン証明書の追加(詳しい説明はこちら[外部サイト])、eQSL.ccではアカウントの追加が必要となるので扱いがちょっと面倒になるかもしれませんが、ログデータ管理上も移動する局/しない局かどうか仕分けやすいというメリットもありそうです。
★その他の細かい追加情報:
・1296.60MHzでの実運用が確認できましたので「未確認」を外しました。
・参考の50MHz JT65の周波数が間違えていたので正しいものに修正しました。
・参考に50MHz 大陸間通信用周波数を追加しました。
・HFや50MHzバンドでCQを出す場合、CQは xx分15秒、xx分30秒のタイミングで出されることをお勧めします(WSJT-Xの場合、Tx/Even/1stのチェックボックスを外してCQを出すだけでOK)。
・FT4の周波数を追加しましたが、3.5/7/144/430MHz帯はDFを低め・高めにするなどの配慮が行われています。
・2023年9月25日のバンドプラン改定により海外交信だった周波数が海外交信専用ではなくなりました(但し配慮は必要)