IC-7100の遠隔操作とJT65

■ アイコム IC-7100でFT8/JT65で遊ぶ

今日、ようやく時間ができたので、アイコムIC-7100を使ったFT8/JT65でも遊べる遠隔環境環境を構築してみた。IC-7100のおいしいトコロはHF~430MHzまで対応していること。そして、アンテナ・チューナのAT-180やAH-4を遠隔操作できるのもメリットの1つ。
さて、IC-7100はすでにCQ誌でOM諸氏が解説しているとおり,FT-991のようにUSBケーブル1本でつなぐだけでJT65/FT8が運用可能。本体内にサウンド機能が入っているので、回り込みの心配も少ない。そして必然的にCATでコントロールする設定を選ぶことになるのでWSJT-Xの周波数設定と連動して周波数が変わってくれる。とても便利なので、IC-7100のオーナーさんならぜひパソコンをつないでJT65やFT8で遊んでみることをお勧めしたいところ。
さっそく動作させて色々探ってみると、たまたま土曜日の夜だったこともあり、50MHzはFT8、430MHzはJT65でアクティビティがあった。呼びまわってみたところ、50MHzで愛知県と交信、平行してJA9BOH前川OMの電波がデコードできた。コンディションはまずまずだった模様。夜も更けたので、430MHzにQSYして都内や埼玉の局とJT65でノンビリ交信して日付が変わった。

■ アイコムIC-7100でJT65/FT8対応の遠隔操作システムを組む
IC-7100はRS-BA1という遠隔操作ソフトがオプションで用意されていて、これを使えば出張先のホテルや会社(?)からも家に設置したIC-7100でオールモードで遊べる(CWのラバスタQSOやD-STARもできる!)。そしてこのRS-BA1は、単純にリグコントロール・ソフトとしても使える。つまりRS-BA1 Remote ControlとIcom Remote Utilityという2つのソフトがあり、リグをコントロールするだけならRS-BA1 Remote Controlだけを立ち上げればイイ。FT8やJT65を始めると、PCの画面を見ながら交信するので、リグコントロール・ソフトがないと不便でしょうがないのだが、これで解決。

しかし、純正のRS-BA1を動作させて遠隔操作でやろうとすると話は違う。ネットを通った送受信音声は遅延や欠損があるので遠隔操作する側でWSJT-X(など)を走らせるのは無理。必然的に遠隔操作される側(サーバ側)のPCにWSJT-Xを入れることになる、
しかし、アイコム純正の遠隔操作ソフトRS-BA1はCATを使うので、WSJT-XでCATを使った送信切り替えはできない。そこで良くあるVSPEでCOMポートをスプリットしてみたがRS-BA1もWSJT-Xも頻繁にシリアルポートを叩くのでデータがぶつかってWSJT-X側でエラーが出てしまう。
最終的にはWSJT-Xの送信指示はマイク端子のPTTラインをCOMポートのRTSで叩くようにして解決(送受信音声はUSB接続でそのままでもイケル)。昔EchoLinkで使っていたRigBrastar No MIC が役立った。
しかし、遠隔操作でWSJT-Xで遊ぶとき、このままでは受信音がモニタできない。そこでサーバ側PCのWindowsのマイク(IC-7100の音声を受け取っているマイク)のプロパティでモニターをONにして解決。これで遠隔操作する側でIC-7100の受信音もTVについているVoIP機能でモニタできるというワケ。

ちなみにWSJT-X以外のPhoneやCWなどのレガシーなモードで遊ぶときはサーバ側のWSJT-Xなどを閉じて、説明書通りの設定で遠隔操作すればOK。
これで完璧な遠隔操作システムが完成したのであります。