D-STARレピータの利用マナーとか
2011年8月15日から停波しておりました 439.29MHz JP1YJO こまえレピータですがメーカーさんによる点検なども無事に終わり,インターネット回線の増強も終えて本日(9月4日)復旧しました.メーカーのICOMさんからは8月23日に返送いただくという,とてもすばやい対応で臨んでいただいたのですが,私どもの動きが取れず復活までに時間がかかりました.お待たせいたしました.
点検の結果,多少,復調効率がアップしたかもしれません.それにともない,もう少し涼しくなりましたら同軸ケーブルやアンテナ系の消耗品も交換する予定です.また,DPRS用のゲートウェイも復活する予定です.
■D-STAR レピータ利用にあたってのアドバイス
ハムフェアなどでD-STARの紹介などもおこなわれ,新しいユーザーさんも増えるのではと期待しています.そんな中でも怖い(?)OMさんに怒られないようにこれさえ知っておけばという基本的なマナーを以下に箇条書きしておきます.
・CQを出したり交信する場合には「使っているレピータとか」をアナウンスする
たとえばこんな感じでオペレートします.
「CQこちらは○×△,狛江430から巣鴨430に向けてCQを出しています」
「JA1DAL巣鴨430こちらはJS1CYIこまえ430からです,どうぞ」
ゲート超えしない場合には
「こちらはJS1CYIこまえ430やまがけです どうぞ」
という感じです.「やまがけ」とは俗な表現ですが,だいぶ定着してきているようです.
・交信が終わった後は UR を CQCQCQ に戻す
D-STARトランシーバには URをCQCQCQに一発で戻せる「CQボタン」がありますので,交信が終わったら,それを押して UR を CQにもどします.DRモードを使っている場合にはちょっとばかり操作が異なるので トランシーバの説明書などをごらんください.
余談ですが,ひとつの周波数(というか通信回線)を複数の局で共用しているレピータなどの場合,交信終了時,「こちらは○×△ 以上で交信終わります」と言ってあげると良いかもしれません.次にそのレピータを使おうと待っている局へのちょっとした気遣いです.
・長々と交信して良いの?
ほかに使いたい人がいるかもしれませんので,長々とそこで交信するのはマナーに反すると言われています.提案なのですが,おおまかに10分以内で交信を切り上げるように意識してみてはいかがでしょうか? もっと交信したい場合は10分で一旦切り上げて,また数分たって使う人がいなければまた呼べば良いハナシだと思うのです.
このような10分ルールができてくれば良いなぁと思っています.
詳しくは…
D-STARレピータを使いこなすための情報は CQ ham radio誌 2011年8月号付録の「D-STAR実践ガイド」のカラーページにザッとまとめられていますので興味のございますかたはぜひご覧ください.モノクロページにはURをCQに戻すのを忘れて海外局に怒られてしまった方のお話も.なかなか実のある内容です.