WIRES-X版ノード・リストとルーム・リスト

WIRES-X版のノードリストとルームリストは八重洲無線のWebサイトにも掲載されていますが
JQ1YDA(東京WIRESハムクラブ)のWebサイトではアクティブノード・リストに加えてWIRES-X版のALL JA CQルーム(ルームID: 20510)の接続局一覧も見ることができます.
ノード検索エンジンのWIRES-X版については現在プログラムを作成中で,まもなく登場するようです.

■ WIRES-X ALL JA CQ ROOM (20510ルーム)接続局Now!
http://jq1yda.org/i/db-x/20510room.html

■ WIRES-XラウンドQSOルーム・リスト
http://jq1yda.org/i/db-x/x_activeroom.html

■ WIRES-Xアクティブ・ノード・リスト
http://jq1yda.org/i/db-x/x_activeid.html

新スプリアス規定と無線局の免許手続き

久しぶりの投稿になります.このところ多忙でどうしょうもないです(^^;
それはさておき,VoIP無線を始めたときにこしらえた社団局や女房の免許が2回目の再免許時期にさしかかっています.一部は電波を出すことがほとんどないので,再免許しませんでした.その一部の社団局は,運用するような余裕ができたら新規に免許申請しようと思っています。その関係で,気になっていたのが一部で話題になっている新スプリアス規定です.結論から言えば、比較的新しい無線機じゃないと今までどおりの手続きでは免許されなくなるという規制です.
ちょっと調べてみました.

ウンチクやら策定趣旨は別として,免許制度上の実務的な面に着目してみねと…
● 平成19年11月30日以前に製造された無線設備(無線機)については、その使用期限は平成29年11月30日まで(それ以降は保証認定で免許)
● 平成19年11月30日以前に製造された無線設備(無線機)で新規開局もしくは変更の手続きをおこなう場合には、平成29年11月30日までは、「当該無線機が平成19年11月30日までに製造されている無線設備である旨を明記して」申請をおこなう(経過措置)
※ 現在のところはこの件を明記しないでも申請が通っています。
● 再免許(免許の更新)の場合は今のところ従来通り
ということだそうです.情報ソースはこのサイトです→http://www.jarl.or.jp/Japanese/2_Joho/2-2_Regulation/20070903.htm
■ 新規に局免許をオロスときや変更申請のとき,H.19.11.30以前に製造された無線機で申請するには?
その,平成19年11月30日以前に製造されたかどうかなんて無線機には書いてないので,判断が難しいのですが,一応,それを調べるサービスが総務省のサイトにあったので,それで判断すると面倒なことにはならないようです.許可するかしないか決めるのは役所の仕事ですから・・・ 以下それを意識して臨む手順です.

1) 工事設計欄に書く無線機の技術基準適合証明番号(技適番号)を根拠に平成19年11月30日までに製造された無線機かどうか調べる
総務省の検索サイト( http://www.tele.soumu.go.jp/giteki/SearchServlet?pageID=js01 )で技適番号だけを入力して検索するといつ技適を取ったのかわかります.
例えば,平成19年11月30日以前に製造された旧スプリアス規定の製品だと,検索結果の「スプリアス規定」の覧に「※印」が付されます.
※印が付された検索結果例→ FT-857DM(旧)  ※印がない例→ FT-857DM(新)
ここに「※印」が付されなければ新スプリアス規定に沿って設計された無線機と判断して,そのまま工事設計欄に技適番号を書くだけでOKと考えられます.
余談ですが,メーカーでもこのあたりを意識して技適番号をWebに載せています( 八重洲無線 ・ アイコム ).

2) 工事設計に書く無線機が平成19年11月30日までに製造された無線機だったとき
 申請書の備考欄に当該無線機が「平成19年11月30日までに製造された無線機である」旨を記入すればOKだそうです.自分の場合,事項書の備考欄(15.)に「第n送信機,第m送信機は平成19年11月30日までに製造された無線機です.」と申請書に書くことになりそうです.ただしこれも平成29年11月30日(Xデー)までに行う新規開局,無線機入れ替えなどの変更申請に限る期限付きです.この調子だと,Xデー以降の再免許申請も古い無線機が含まれているとすんなりとはいかないような気がします.
※ 現在のところはこの件を明記しないでも申請が通っています。

平成29年11月30日以降の申請はどうなる?
その後はどうなるかは,ロビイ活動や関係各所の動きしだいという感じでしょうか.でも制度の趣旨からいって,スプリアスの関係なのでアマチュアだけが例外というのも考えにくいような? しかも国際的な取り決めとのことです.その証拠にXデーのちょうど5年後の平成34年12月1日以降は旧スプリアス規定の無線機は改良して対策を行うか、旧スプリアス規定下で製造された無線機でも新スプリアスで使えることをそれを証明しないと使い続けることはできないと総務省が発表してしまっています.でもこのような経過措置になったこと自体,ありがたいことかもしれません.
 今、旧スプリアス規定に沿って製造された無線機でもJARDなどの保証機関の保証を得られれば使い続けることができる制度の構築が着々と進められています。保証を得るためにはいくつかの方法があり、費用もちょっとだけかかりますが、古い無線機は何らかの手続きや対策を行えば使い続けることができます。
「Xデー」を迎えたとき には,TSS(株)による 保証認定制度でと発表されていますが,策定趣旨からすれば,送信部が新スプリアス基準の関係をクリアすることを保証しなければならないと思うわけで,保証機関TSSがOKを出しそうなレベルの一定の対策(改造)を自ら行って写真か何かでそれを証明するか,メーカーに対策を依頼して対策済みの書類を得るなどして保証してもらう,なんてことを想像してしまいます.このあたり,どうなのか,謎です.
なんにせよ,古い業務無線機やパーソナル無線機なんて,容赦なく産業廃棄物になっていきますから,自己解決の道が開かれていること自体,唯一「アマチュア無線」だけに許された解決策ということでポジティブに考えたいものです.

以上,メモ的な内容でしたが参考までにて.

※2016年5月に追記・変更したものです

D-STARレピータの利用マナーとか

062011年8月15日から停波しておりました 439.29MHz JP1YJO こまえレピータですがメーカーさんによる点検なども無事に終わり,インターネット回線の増強も終えて本日(9月4日)復旧しました.メーカーのICOMさんからは8月23日に返送いただくという,とてもすばやい対応で臨んでいただいたのですが,私どもの動きが取れず復活までに時間がかかりました.お待たせいたしました.
点検の結果,多少,復調効率がアップしたかもしれません.それにともない,もう少し涼しくなりましたら同軸ケーブルやアンテナ系の消耗品も交換する予定です.また,DPRS用のゲートウェイも復活する予定です.
■D-STAR レピータ利用にあたってのアドバイス

ハムフェアなどでD-STARの紹介などもおこなわれ,新しいユーザーさんも増えるのではと期待しています.そんな中でも怖い(?)OMさんに怒られないようにこれさえ知っておけばという基本的なマナーを以下に箇条書きしておきます.

・CQを出したり交信する場合には「使っているレピータとか」をアナウンスする

たとえばこんな感じでオペレートします.
「CQこちらは○×△,狛江430から巣鴨430に向けてCQを出しています」
「JA1DAL巣鴨430こちらはJS1CYIこまえ430からです,どうぞ」
ゲート超えしない場合には
「こちらはJS1CYIこまえ430やまがけです どうぞ」
という感じです.「やまがけ」とは俗な表現ですが,だいぶ定着してきているようです.
・交信が終わった後は UR を CQCQCQ に戻す

D-STARトランシーバには URをCQCQCQに一発で戻せる「CQボタン」がありますので,交信が終わったら,それを押して UR を CQにもどします.DRモードを使っている場合にはちょっとばかり操作が異なるので トランシーバの説明書などをごらんください.
余談ですが,ひとつの周波数(というか通信回線)を複数の局で共用しているレピータなどの場合,交信終了時,「こちらは○×△ 以上で交信終わります」と言ってあげると良いかもしれません.次にそのレピータを使おうと待っている局へのちょっとした気遣いです.

・長々と交信して良いの?
ほかに使いたい人がいるかもしれませんので,長々とそこで交信するのはマナーに反すると言われています.提案なのですが,おおまかに10分以内で交信を切り上げるように意識してみてはいかがでしょうか? もっと交信したい場合は10分で一旦切り上げて,また数分たって使う人がいなければまた呼べば良いハナシだと思うのです.
このような10分ルールができてくれば良いなぁと思っています.

詳しくは…

D-STARレピータを使いこなすための情報は CQ ham radio誌 2011年8月号付録の「D-STAR実践ガイド」のカラーページにザッとまとめられていますので興味のございますかたはぜひご覧ください.モノクロページにはURをCQに戻すのを忘れて海外局に怒られてしまった方のお話も.なかなか実のある内容です.

APRSでノード局情報を送信する

01
Google Maps APRS などを見ていると,APRSのオブジェクト機能で自局のノード局の情報を送信している局がいらっしゃいます.JQ1YDAではこの方法で 144.66MHz/1200bps を使ってWiRESノード局の情報を送信しています(↑上の画像)

ノード局の情報を通常のビーコンで出すのも一つの方法ですが,「ノード局の情報を送信する」という事がオブジェクト機能の使用方法のひとつとして例示されていますから,それができる環境があればオブジェクトで出してみるのも良いと思います.
これらを適切に設定することでトランシーバのディスプレイやマップサイト上に解りやすく表示されるうえ,トランシーバのQSY機能も快適に動作します.さらに,オブジェクト送信の際,デジパス指定無しで送信することで,そのオブジェクトを直接受信できた局は,ノード局のアクセス範囲内に居る可能性が高いことを察することができるというメリットがあります.

さて,その時に使うオブジェクト名やシンボルは公式サイトの記事や実態を見ますと以下のようになっています

EchoLink:   EL-nnnnnn シンボル: サークルE
IRLP:           IRLP-nnnn  シンボル: サークルI  サークルC(接続中)
WiRES:       WIR-nnnnn シンボル:サークルW

オブジェクトビーコンテキストの設定は,例として430.720MHzアクセストーン88.5Hzとした場合,以下のような記述になり,AFRS(Automatic Frequency Reporting System)のフォーマットで記入します.

フォーマット: 運用周波数_トーン_コメント(任意)
例.  430.710MHz c088 WiRES Node

周波数は MHz.KHz(3桁) , 「MHz」の大文字小文字に注意.
cはctcss(TSQ) 088は 88.5Hzの意味. トーン周波数は小数点以下省略デス.
cが小文字の場合NFM(SNFM),大文字の場合はFM(NFM)を意味します.
DCSの場合は d または D に続けてDCSコードです.

それらの説明は公式サイトの中の以下のページに記述されています.
http://aprs.org/info/freqspec.txt
http://aprs.org/info/echo-irlp-win.txt

オブジェクトビーコンは固定局からの送信となると思いますので,ビーコン発射タイミングは30分以上の間隔にして,デジパス指定は無しが良いと思います.

本件,JF7ELG木幡さんやJE1KUC深山さんとの日常的な情報交換の中で「そういや,APRSのオブジェクトでWiRESのノード情報を出す場合のフォーマットってあったっけ?」という話題が出て,木幡さんがその情報を見つけてくれましたので備忘録を兼ねて記しておきます.

[以下,原文より抜粋]
WiRES OBJECT FORMATS:
————————
Yaesu WiRES nodes should also appear on the APRS channel.  For example for an OBJECT NAME : WIR-1101D the format would be:

Example:  WiRES Node Number=”1101D” (Lat:3348.43N/Lon:11802.32W)

;WIR-1101D*111111z3348.43NW11802.32W0430.900MHz D023 R20m STTS………………   <== up to a max of 43 total characters

If an FTM-350 Radio is used as the WiRES node, then it will identify
using the Mic-E format and should use this format:

MYCALL>LLLLLL,DIGI:’GGGCSD0W`FFF.FFFMHz Tnnn RXXm WiRES node _”

APRSでノード局情報を送信する その2

UI-View32を使ったノード局情報のオブジェクトビーコン送信の設定例です.
ノード局の情報送信はノード局利用者にとって便利で,かつ,無線回線のユーザーに向けて送信する事こそ意義があるとも言えます.よって,TNCを使って無線回線側で送受信可能な環境を前提としています.TNCが無いかたはソフトウェアTNC(AGWPacket Engine) の利用が便利です.
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オブジェクトエディタを開いてノード番号・位置情報・コメント欄にAFRSフォーマットに準拠したカタチで運用周波数・トーンを記入します.Identifierはオブジェクト名で,プルダウン形式で複数のオブジェクトの設定ができます.Active objectでそれぞれのオブジェクトの有効無効が設定できますが,不要なオブジェクトはDeleteボタンでその都度消したほうが良いです.
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↑ビーコンを発射する局の設定例です.この局はデジピータとI-GATEを平行稼動していますので,コメント欄やシンボルがこのようになっています.インターネットの値を0にすることでインターネット側にはビーコン内容が送られません.Fixed は無線回線側のビーコン発射タイミングで,オブジェクトビーコンの送信もこれに準ずるようです.固定局の場合は必ず20分以上に設定.できれば30分~60分に.
仕様上は,Unproto adress に APRS,NOGATE または APRS,RFONLY と記入するとI-GATEでキャッチされてもインターネット側に送り込まれない事になっています.
オブジェクトビーコンのタイミングはMiscellaneous Setupの中の Object intevalで設定します. ↓ (JN4OQTさんにご指摘いただきました.TNX!)
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上記の設定後,実際に送信されたパケットは次のとおりです↓05

UI-View32などAPRS関係アプリケーションの設定は結構複雑です.これらの設定を間違えると変なビーコンがでてしまうかもしれません.そんなとき,間違いとかをちゃんと教えてくれる局もいますので,UI-View32を使っているなら,定期的にメッセージが届いていないかチェックすることをオススメします.電波を発射する以上,一度設定したら後はあまり見ないという放置運用は思わぬトラブルの原因となりますので…最低でもメッセージはチェックしておいたほうが良いです.